一般に、コンクリートは引っ張り応力に対して弱いといわれているが、その欠点を補うためにあらかじめ圧縮応力を加えておき、荷重による引っ張り応力が相殺されるようにしたコンクリートをPSコンクリート(プレストレストコンクリート)という。
このPSコンクリートによる杭の強度をさらに高めたものが、高強度PSコンクリート杭だ。
建築基準法では、敷地の地耐力(地盤が建物の荷重を支え続ける強さのこと)に応じて、高強度PSコンクリート杭などの基礎杭か、ベタ基礎、布基礎を選択するよう定めている。
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