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家相と風水

科学的な裏付けのある「家相」と「風水」。
風水や家相は諸説があるが都市や住居の吉凶を占うものとして用いられてきた。家相は風水などの方位学と通じる開運学の一つです。

俗に中国には昔匈奴という東北地方からの部族からの盗賊の脅威、また風や雪といった季節風による自然の脅威から家を守らなければなりませんでした。匈奴からの侵入を防いだのは万里の長城でした。住居では鬼の脅威から家を守るため悪い場所として「鬼門」「裏鬼門」という位置を決めることが家相の基本的な考え方です。

しかし科学的に見ても悪い場所ということは認められています。
鬼門は北東角を指し、その場所は北風が当たるところでゴミがたまったり乾燥せずじめじめするところで不浄な場所になり、落葉が腐ったり、匂いが部屋の中に回ったりして家に悪影響を与えます。

ですからこの角を土塀などで二重に囲ったり桃の木を植えたりして家への厄除けとする工夫がなされてきました。逆に裏鬼門に当たる南西角は、西日が当たる場所です。ここでは温度が高くなり、腐敗が起こりやすくなります。

ですからここには樹木を植えて西日を遮るなどの工夫が施されています。家相というのは、迷信のような胡散臭い考えではなく、ちゃんと自然科学の裏付けのある思想なのですね。

一方、風水は読んで字のごとく「風」と「水」のことで、それぞれの「気の流れ」を意味しています。川の流れを「龍の道」と呼び、川と川が出会う場所などでは洪水や霧などで湿気が多く災害や病気の原因を起こしやすくなります。こういうところを避けるのが賢明とされていました。

また風の道は風の流れですから風と一緒に病気や冷気を運んできて同じように病気の原因をつくる元だと思われたのです。家のどこにドアや窓を設けると、家の中を心地よい風が通り抜けるかがわかります。

風水もまた自然現象についての考え方ですが、台湾や香港では現在の家づくりにも活かしていてよい方位であれば子孫繁栄にもつながるといわれています。
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