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外装リフォーム 素材別屋根材の特徴

粘土瓦

特徴 粘土をプレス形成した瓦形の素地に釉薬をかけて高温で焼いたものが「陶器瓦」。一般的に和瓦といわれるものが「和形」ですが、最近は洋風タイプの「平形」のバリエーションが増えて、洋風住宅にも多く使われています。釉薬を使わずに、いぶして仕上げたものを「いぶし瓦」といい「いぶし銀」といわれる銀色が特徴です。他に「素焼瓦」、「練込瓦」、「窯変瓦」などがあります。いずれも色落ちがしにくく耐久性が高いのがポイント。
メンテナンス ずれ、割れ、漆喰の劣化を確認します。地震や台風でズレることがあるので、年に一度は点検して、ズレは速やかに補修します。
【製品の一例】
粘土瓦

伝統的な瓦の良さを活かした地震や台風に強い防災平板瓦。

鶴弥/スーパートライ110

彩色スレート

特徴 本来のスレートは玄昌石を材料とした天然スレートで、黒く艶のある自然の色や重厚感が特徴。その天然スレートの形状を模して使ったものが彩色スレートで、セメントに繊維を混入して強化した薄い板状の素材です。価格が手頃で粘土瓦より軽く、耐久性、耐候性も優れているので広く普及しています。通常の彩色スレートは、10年ほどで色・艶が落ちてきますが、最近は色褪せしにくい製品も登場しています。
メンテナンス ずれ、割れ、はがれ、浮き、褪色、鉄部のさびを確認します。製品により差がありますが、色褪せ時の再塗装は8~10年をメドに。
【製品の一例】
彩色スレート

ベーシックな横一文字葺きのスレート屋根材。

ケイミュー/ カラーベスト・グランデグラッサ

金属系屋根材

特徴 金属系の屋根材といえば、カラートタン(亜鉛メッキ銅板)が一般的でしたが、錆びやすいので、最近は耐久性のあるガルバリウム銅板(亜鉛アルミ合金メッキ銅板)が主流になっています。バリエーションが豊富で軽量なため、リフォーム時の重ね葺き用の製品もあります。他に銅板やアルミなどの屋根材があり、アルミはフッ素樹脂塗料を焼付塗装することで色も長持ちします。
メンテナンス 褪色、さび、浮き、継ぎ手のゆるみを確認します。特にさびは、耐久性を損なうので、錆びる前に塗り替えして下さい。トタン屋根は3~4年、ガルバリウム銅板は7~8年をメドに。
【製品の一例】
金属系屋根材

既存屋根材の上からかぶせ葺きする「ガルバリウム銅板」の屋根材。

トステム/ アンバサダー

セメント瓦

特徴 セメントと細骨材(砂)のモルタルを原料に作った瓦を「プレスセメント瓦」といいます。彩色スレートと主原料は同じセメントですが、スレートよりも厚く、瓦に近い重厚感があり、瓦よりも安価なのが魅力です。形も和形から平形まで豊富。また「プレスセメント瓦」よりセメントの割合が少なく、押し出し形成する瓦が「コンクリート瓦」です。ヨーロッパの伝統的な瓦で、立体感のある形状なので洋風住宅にピッタリ。
メンテナンス 割れ、浮き、コケの発生、表面の劣化を確認します。痛み、色褪せが気になる場合は、7~8年をメドに塗り替えを。
【製品の一例】
セメント瓦

無機塗装採用により色あせしにくい優れた耐候性を実現した屋根材。

積水屋根システム/ ナノルーフ

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