火災時における炎の成長の規模・速度は、室内の可燃物の量によって大きく変動するといわれている。
この可燃物の量の目安として用いられるのが「火災荷重」だ。
具体的には、建材や資材、家具、カーテン類などの可燃物の量を床面積当たりで計算したもので、Kg/m2で表される。
例えば、可燃物を木材に換算すると、一般住宅における火災荷重は35～60kg/m2程度、ホテルにおける火災荷重は25～40kg/m2程度。
もちろん、火災荷重の数値が大きいほど燃えやすいことになる。