地震時の変形を免震層に集中させ、ほぼすべての地震エネルギーを免震層が吸収することで、建物の層間変形や応答加速度〔地震時の建物の揺れ（応答）を加速度で表したもの〕小さくする構造システムを「免震構造」という。
免震構造システムにはいくつかのタイプがあるが、その中で、１階の床の下に免震層を設けて「建物と地盤を絶縁する」という、免震構造の基本コンセプトを文字通り実現しているのが、「基礎免震構造」だ。