都市計画マスタープラン（市町村の都市計画に関する基本的な方針）を各自治体が策定する中で、国が用意した都市計画制度だけでは不十分との認識が広がるとともに、各自治体が再び採用・制定し始めたのが、市民提案型・市民参加型の「まちづくり条例」である。
2000年(平成12年)以降だけでも、鎌倉市の「開発事業等における手続き及び基準等に関する条例」や、世田谷区の「安全安心まちづくり条例」、東京都「東京のしゃれた街並みづくり推進条例」など、個性的な条例がいくつも制定されている。