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樹木と外観デザインについて

いい樹木の配置は、家を美しく見せてくれる。
建物は人工物でほぼ硬い直線でできています。しかし樹木は生命体で、幹、枝、葉などそれぞれ形が違います。樹木のよいところは、その自然形が建物の直線に優しさをおぎなってくれます。

いい樹木を配置すると家を美しく見せてくれる効果があります。樹木は樹種にもよりますが早く成長する樹木も多く、街路樹や桜など高木といわれるものは1年間で約0.6㎝も太ります。
ケヤキなどは30年もたてば天を突くような高さになります。

しかし長年かかって敷地に生えていた樹を大切にする、好きな樹を育てることはその土地の歴史と重なって人々の癒しにもなります。

また樹木には樹形や木肌の美しさ、葉の形、花や果実など多くの魅力をもっています。それらをうまく活用すると建物とのデザイン効果を相乗的に高めてくれます。その他地被植物、灌木、低木類も大きく貢献してくれる植物です。

樹木の効用についておぼえておきたいのは神戸の震災でも発揮しましたが「防火効果」です。樹木は水分のかたまりですから、枝葉は燃えても太い幹が火災を食い止めます。隣家からの「もらい火」に効果抜群です。
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