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コラム

家族のパブリックとプライバシー

個室がプライバシーを育てすぎている?
家族の中でパブリックとプライバシーはあまり意識しない方がいいと私は考えています。家族の中でプライバシーとは一体何かをきちんと考えてみる必要があります。

ライフサイクルも大きくかかわってきますが、子供の成長の中で大人の仲間入りする時に大人たちの行動(性や会話)に秘密めいたものを感じてしまい、皆さんも経験があったと思いますが、真実のはざまに揺れ動いてしまいます。

しかしプライバシーは家族にとってあるから守るのではなく、お互いの尊重から生まれてくるような気もします。いままで子供たちに個室を分け与えてきたため、多くの秘密を持ちすぎて必要以上に家族内のプライバシー感覚が生まれてきたのではないでしょうか?

個室が家族のコミュニケーションの壁になってしまっています。これでは家族のための家について本末転倒ではないでしょうか。賛否がありますが変に性を意識させない育て方も大切なのではないのでしょうか。

ある女優さんが22歳まで父親とお風呂に入っていたことをしゃべった時、観客は「エーッ!」と驚いていましたが、実はそのご家族は隠しごとのない、親子の会話が多い家だったのだろうなと思います。ただやはり家族のプライバシーの考え方は他人の考えるものと違うことが多いので難しいでしょうね。
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