室内と庭の一体化を中心とした間取りを考える。庭空間をうまく活用しているでしょうか?
かつて庭は造園としての考え方から、見るために作られてきました。しかし今はおおいに活用するべきでしょう。絆の時代として家族や友人たちとのパーティや有機野菜をつくる家庭菜園などが進行しそうです。
庭を生活空間として活かすには、例えばリビングやダイニングと同じ高さでウッドデッキを出すなどをすれば、室内からの開放感は、実際の広さや視線の広がりにおいてもかなりのものになります。つまり平面図ではわかりづらいですが、室内を外部と一体化することですね。
また庭は近隣に「隠さない」ことと「みんなが使う庭」にすることが大切です。「隠さない」庭は一種の公共スペースとして考えれば、樹木の成長やガーデニングは近隣に影響をあたえる空間ですし、コミュニケーションを育むこともできます。
そして果樹やハーブなどを植えて、見る庭から収穫など使う庭にすることで、暮らしと庭の関係はもっと深いものにすることができます。
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