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スタッフブログ

2014年3月20日

地盤補強工事

テーマ:blog(262)

こんにちは!代表の畑です。

 

先日、地盤調査を実施しました。 地盤保証機関からの調査結果は、地盤補強が必要なことが判定されました。

問題は支持地盤層がどれ位の深さにあるかということでした。

調査結果データーに基づいて、地盤補強の工法を決め、その計算をします。

昨年から、当社では新しい地盤補強の工法で「ハイスピード工法」を採用しております。

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簡単に言うと、天然の砕石(さいせき)を地中に柱状に押し固める事で、地盤補強を行うものです。
セメントも水も使わないので、土壌汚染の心配もなく、強度もバッチシ出るんです!
先月、「大改造!!劇的ビフォーアフター」TV番組に取り上げられた新しい工法です!
今までの地盤改良工事は、地中にコンクリートの杭(柱)H鋼(鉄の柱)を使用して、地盤の堅いところまで柱を作るという工法が殆どでした。
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しかし、地中に埋まったコンクリートなどからは有害物質である六価クロムが地中にでて、土壌汚染や地下水汚染をしていることが最近はかなり深刻な問題だそうです。
もちろん鉄の杭も地中で錆が出たり、その錆が地中を汚染してしますそうです。

ハイスピード工法の最もすばらしいところは、コンクリートも金属も使わない。
「天然砕石のみを使用した環境にやさしい工法」天然砕石パイル工法というものです。
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石ですので当然、有害物質発生しません。
地盤に穴を掘り、砕石を20センチ間隔で入れて、ピストンバルブという特殊な機械で砕石を叩くのです。
叩かれた砕石は隙間無く締まっていきます。この作業を繰り返すことで地中に石でできた杭ができるわけです。
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この石でできた杭、上からの加重を分散させるそうです。つまり杭の上には家が建つのですが、その家の重みが杭の一番したまで伝わらずに途中で分散させてしまうそうです。
何となくイメージわきますか?
手に割り箸をあててみてください。
従来の杭は加重を一番したまで伝えてしまいます。砕石でできた杭はこの加重を横方向へ、分散させてしまうそうです。
しかも地震に強い、地震が来たとき砕石でできた杭は折れないそうです。

さらいに、埋設物や土壌汚染が発生すると、土地の不動産価値は著しく毀損されます。
砕石パイルは天然素材なので埋設物とはならず、土壌汚染の心配もないので安心です。
また、今回のこの工法はCO2の排出量もとても少ないそうです。
セメントや鉄などを作るのにかなり多くのCO2を排出しますが、この工法は天然の石しか使いませんのでCO2排出は極端に減るわけです。
環境に優しいですね~
いいこと尽くめの天然砕石パイル工法!凄いです!!
日本でもこの工法はすでに大昔からあったそうです。

お寺がそうです。古文のなかに、地盤に砕石を敷き詰めて、叩いて固めて地盤を強くしたという記事が残っているそうです。
先人の知恵は本当に凄いですね!!

それと、東日本大震災でも問題になった、液状化にも効果があります。
砕石パイルはそれ自体が水を通すため、水圧を逃がす効果があり、何本も造られた砕石杭により、その効果は絶大で、地震による液状化を事前に食い止めるそうです。

この工法の凄いところをまとめてみましょう!
①環境に優しい(土壌汚染や地下水汚染ゼロ)
②地震に強い
③将来の撤去不要
④CO2削減効果大
⑤液状化現状効果大
と、私なりにまとめてみました。
しっかりと地盤改良が環境に優しいし、この先の撤去費用の心配もいらない。

実際にとてもすばらしい工法です。
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地盤補強工事が終われば、続いて基礎工事になります。
2014年3月19日

間取りの考え方

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こんちには!代表の畑です。

 

マイホームを計画すると、夢はどんどん広がります。

今の生活の不自由さが今度こそはと次のマイホームに託されるのです。

お子様3人分の部屋、ご主人の書斎、奥様のユーテイリテイ―という風に、そして子供が巣立つと物置になってしまう・・・

人事ではありません。

 

先日、お伺いした築25年のお客様もその通りになって・・・

南側からの日差しはドアで閉ざされてほしい部屋へは届きません。

こんな例はたくさん見受けます。

間仕切りを造ると、良く使う部屋と使わない部屋ができ、そこにはすきま風も発生します。

すきま風は体に不快感を覚えるだけでなく建物の健康にも悪影響を与えます。

さらにはそこに住む家族のこころのすきま風をも引き起こしかねません。

しかもせっかく大きく建てても小さく仕切ってしまえばせまい家になってしまうのです。

細かく仕切って「孤室」にこもってしまうのではなく、自由の動ける広い空間をつくり、もっとゆるやかに、おおらかに自由に家族が楽しみましょう!

 

「家族の成長とともに成長する家」を建てることで工事費は安くなりその分、構造、内装に予算が回せます。

子供が大きくなったら家具やパーテーションで間仕切り、巣立ってからまた外す。

そうすることで家中の風通しは良くなり、お日様もまんべんなく家中に差込みます。

「小さく建てて広く使う」はそこに住む家族の心の健康と身体の健康、建物の健康と財布にも、とてもやさしいのです!!

2014年3月18日

断熱材について

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こんにちは!代表の畑です。

万能の断熱材ってありますか?
この質問には当然コストも考えてのことです。
コストを掛ければどんな事でも可能ですよね。
充填工法が良いとかいや外張り断熱だとか、繊維系・発砲プラスチック系・硬質ウレタン、
もう少し専門的になると断熱材と遮熱材の良否、その併用だとか限りないほどあります。
いずれの商品にも生産者側の思惑があっての賛否両論、一般の素人の人にはその判断は難しいところ。

私はここでも理にかなった理屈を判断の基準にしています。

遮熱も断熱も時間との勝負ですし、年中通して快適な服装なんてありませんよね。
軽蔑されているグラスウールや発泡系材料でも厚くすれば、それなりの効果があるのです。
薄いものより厚いものの方が効果があると云えますが、何れにしても時間との勝負。
例えば外気温が36℃と仮定します。100mmの発泡系材料は、一時間経過後計測すると、
100mm中半分まで外気温の影響を受けています。
この時点では、室内側には外気温の影響を受けておりませんので、断熱効果があるといえますが、
2時間後或いは3時間後はどうでしょうか。
通常3時間後は、外気温36℃の熱は室内側まで到達します。
このような状況では、断熱材があることさえ無意味な事です。
また、一度温まってしまった断熱材は、夕方外気が冷えた場合でもなかなか元に戻らず、
熱帯夜に拍車をかける事になってしまうのです。

冬になったら冬布団、夏になったら夏布団、日本の6月は衣替えの季節、
日本特有の生活習慣は建物にもあるはずです。
年中すっぽりと高気密、高断熱材で包まれた家が日本特有の高温多湿の国で快適と言えるのでしょうか。
すきま風の家も困りますが断熱材でびっしりと包まれ、薫風の5月ころからもうエアコン?
こんな家でも困ります。

どうやら断熱材の材質の良否も大切ですが建物への使い方、仕組みにについて検討する余地がありそうです。
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2014年3月10日

木の家

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こんにちは!代表の畑です。

 

木の家嫌いですか?

 

この問いにNOのサインをする人は少ないでしょう。

「人」のそばに「木」をおいて「休」と書くように、木材がもっている、 「暖かさ」「柔らかさ」「香り」は人の心に安らぎを与えてくれます。

人は木に寄り添って暮らしきました。

私たちが木の家が好きなのはそんなところに理由がありそうです。

では、木がもっている不思議な力を自身の五感で感じて見ましょう。

触覚・木に触ると暑い時にはヒンヤリと冷たく、寒いとほんのりと暖かく感じます。

またコンクリートや合板などの無機質な感じとは違う、独特の肌さわりがあります。

視覚・木材には木の種類によって異なる木目や色合いをもっています。

とくに木目のもつ「ゆらぎ」は、私たちに心地よさを与えてくれます。

聴覚・木材には音を適度に吸収してまろやかにし、心地よく感じる範囲に調整してくれるので 話声や物音が柔らかく聞こえます。

有名な音楽堂はすべて木で囲まれています。

臭覚・茶会で白檀の香りが珍重されるように木の香りが私たちをリラックスした気分にしてくれます。

又、フィトンチッドという香りは木は防腐・抗菌作用や鎮静作用、滅菌作用を発揮します。

味覚・木材は食べられませんが木製の食器・箸しなど無垢材で造られた器で食べる方が プラスチック食器よりはるかに美味しく食べられます。

木は私たちの五感にたいして総合的に「暖かさ」「やすらぎ」「癒し」「落ち着き」を与えてくれます。

無機質で化学的なオフィスに囲まれ、ストレスの多い現代、私たちは、無意識に自然にあこがれ、 渇望し、求めるようになってきているのではないでしょうか。

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2014年2月28日

地震保険の必要性を再認識しよう!

テーマ:blog(262)

 こんにちは!代表の畑です。

加入率は、2012年度末で、全国で27.1%、広島県は18.8%です。
東日本大震災を機に地震保険の必要性を再認識し、加入する方多くなってます。
私もお勧めしております。
(私は、決して保険屋の回し者ではありません。)
 
ここで地震保険について復習してみたいと思います。
地震保険とは、地震を原因とする火災・損壊・埋没・流失による建物や家財を補償する保険です。
火災保険とあわせて契約する必要があり、地震保険の単独契約はできません。
既存住宅でも、火災保険に契約していれば、追加で地震保険の契約ができます。
ですから、現在掛けている火災保険屋さんに問合せ下さい。
 
地震保険の主な補償対象は、
①地震による倒壊・破損
②地震によって生じた火災による焼損
③地震によって河川の堤防やダムが決壊し、洪水となったために生じた流失・埋没
④津波によって生じた流失・倒壊
⑤噴火に伴う溶岩流、噴石、火山灰や爆発によって生じた倒壊・埋没
⑥地震や噴火の結果生じた土砂災害による流失・埋没
などです。
 
住宅に掛けられる保険金額は、火災保険金額の30~50%の範囲でのみ設定する必要があり、限度額が5000万円、家財が1000万円までとされています。
たとえば、住宅新築時に火災保険の保険額2500万円で契約した場合、地震保険の保険額は1250万円まで設定できます。(このように、半分までしか掛けられませんので、注意が必要です。地震保険に加入しても、安心とまでは、言えませんね。)
 
保険金の支払いは、損害の程度によって下記のようになります。
建物・家財 
全損 ご契約金額の100% (時価が限度) 
半損 ご契約金額の50% (時価の50%が限度) 
一部損 ご契約金額の5% (時価の5%が限度
保険料は、地域によって違います。
ここ広島県は、契約金額100万円あたり保険料は、年間1270円です。(東京の保険料は、高く3130円です。)
仮に2000万円の住宅であれば、広島県であれば、年間2.5万円です。
是非、この機会に・・・
この震災の機会を逃したら多分ずっと加入しませんね。
まずは問い合わせてみましょう!
そもそも火災保険を掛けているかどうかも知らい方も確認して下さい。
(融資を受けている方は、必ず掛けています。)